受診した場合のデメリットが気になる方も多いでしょう。
この記事では、通院歴がバレるのか?バレたら転職や医療保険に入れないのか?など、受診のデメリットを紹介します。
心療内科おすすめ
この記事のもくじ
心療内科の通院歴はバレる?
・親や友人
・会社/職場
・保険会社
心療内科の通院歴がバレるか心配な方も多いかと思います。また、バレるのであれば通院したくないと考える人も多いかと思います。そこでバレるリスクや実際問題どうなのかを解説していきます。
親や友人にはバレない
心療内科への通院歴は親や友人にはバレません。
ただし、親などの扶養に入っている場合は受診歴が被保険者に届いたり、親権者などの同意が必要になったりするとバレます。友人には基本的には話さない限りバレる可能性は低いでしょう。
会社/職場にはバレない
会社や職場にもバレません。
しかし、体調が悪化したとき業務に対する配慮が必要になったり、休職することになったりする場合などには、会社や職場に伝える必要があります。特に休職の場合は、診断書の提出が求められるケースがあります。バレないというよりも知らせる必要があるため、求められたときには正しく病状を伝えましょう。
保険会社は告知義務がある
保険に加入している場合、保険会社には告知義務があります。
もし、伝えなかった場合は、契約解除や契約取り消しといった事態になりかねません。保険の新規契約をする場合は、保険会社に通院の旨を告知しましょう。
心療内科の通院歴でローンや医療保険に入れない?
心療内科の通院歴があると、ローンや医療保険に入れない?と気にする人は少なくありません。
しかし、生活していると加入を検討する場面に出くわすことも。そこでここからは、通院歴の有無がどのように影響するか解説していきます。
最後の通院から数年以内であれば告知義務がある
住宅ローンと医療保険に加入するタイミングが、最後の通院から数年以内なら告知義務があります。
ローンや保険によって、3年であったり、5年であったりします。
つまり、伝えなければいけません。そのため、加入する際は隠さずに伝えましょう。その際に嘘をつくと、正しく保険金が下りない等のケースがあるので注意しましょう。
もし、伝えたくない場合は、加入するタイミングを5年経過してからにすることも方法のひとつです。ただし、体調によっては5年待っている間に症状がでる可能性も。そのため、無理せずに加入できるときに手続きすることも大切です。
生命保険会社への心療内科通院の告知義務について
心療内科を受診しても、各種保険には加入は可能です。ただし、一般的に過去5年間の病気については告知しなければいけません。
病気によっては、検討している保険内容に加入できなかったり、そもそも加入ができなかったりする場合もあります。そのため、持病がある場合は、加入できない場合もあることを覚えておきましょう。
心療内科通院歴がある方の加入条件
心療内科への通院歴がある場合、下記の加入条件が発生します。
- 最終通院や治療から5年経過していれば※告知義務はない
- 最終通院や治療が5年未満※でも完治証明できれば加入できる場合もある
- 特別条件の契約になる
- 特定疾病・特定部位不担保の契約になる
- 既に加入している生命保険の更新はできる
※保険の種類等によっては5年以外のケースもあります
また、保険会社によっては異なる可能性もあるため、加入を検討している保険会社に詳しい内容を確認しましょう。
心療内科の通院歴は転職に影響する?
心療内科への通院歴がある場合、気になることは転職に影響するかです。転職は人生・生活に影響するため、気になりますよね。ここからは、転職に影響するかを見ていきましょう。
志願先企業から心療内科の通院歴を尋ねられることはある?
心療内科の通院歴は個人情報であり、センシティブな情報です。
そのため、採用の可否を決めるための情報として確認することはありません。しかし、確認することは企業側が判断することなので、場合によっては聞かれることもあります。たとえ聞かれても、拒否することも可能です。
自分から志望先企業へ心療内科の通院歴を明かすべき?
通院歴を自分から明かすべきか?と迷う人もいるでしょう。結論は明かさなくても問題ありません。
ただし、仕事を休んで受診することがあれば、先に明かしておくと休みが取りやすくなります。そのため、伝える・伝えないの判断は、自分で決める必要があります。
心療内科への通院歴があると転職に不利?
心療内科への通院歴があると転職に影響しない企業と、そうではない企業があります。
つまり、通院歴を採用の判断材料にするかは転職先に寄ります。通院歴を伝える場合は、主治医から業務に支障がないことを証明してもらった診断書を提出することも方法のひとつです。
心療内科は結局軽い気持ちで行くと良くない?
心療内科に受診したいと思っても、ほかの診療科と比べると「軽い気持ちで受診しないほうがいい?」と思うこともあります。そこでここでは「受診する際の心構えについて」を解説していきます。
軽い気持ちで相談に行っても大丈夫
心療内科へは軽い気持ちで相談に行っても大丈夫です。というよりも、体調が悪いと感じたり、受診を勧められたりしたら、受診することが大切です。
メンタルの病気もほかの病気と同じように、早期発見・早期治療することで治しやすくなります。また、悪化したら休職する事態になりかねません。一人で受診しにくい場合は、付き添ってもらうことも方法のひとつです。
すぐに病院へ相談。危険な症状は
たとえば、以下の症状がある場合は、迷わずに受診しましょう。
- 食欲が無くなる
- 楽しめていたことが楽しめなくなる
- 眠れない、途中で目が覚める
- 急に涙が出てくる
- 布団から出られなくなる
- 死にたいと思う
- 身なりが整えなくなる など
などの症状がある場合は、早急に医療機関を受診しましょう。もし、周囲の人に上記のような症状・状態がみられるときは、受診を勧める・受診に付き添うことが大切です。
心療内科は予約が取りづらい
心療内科で対応している病気は、通院が長期化することもあります。
そのため、新規で予約したい場合、予約が数か月先になることも珍しくありません。予約が取れないからと言って諦めるのではなく、いくつか心療内科に連絡してみましょう。
自己中断しない
メンタルの病気は治療中であっても、元気になったかな?と思うときがあり、薬や治療を辞めたくなることも。
しかし、病気には波があるため自己中断してはいけません。医師の指示通りに通院と治療を続けましょう。
心療内科通院バレるのかについてのまとめ
心療内科への通院が周囲にバレることは、基本的にはありません。しかし、場合によっては伝えたほうがいいこともあります。また、心療内科への通院歴があることで、転職に不利になるから受診しないという判断をしてはいけません。
どのようなことがあっても、体調を治すことを優先しましょう。