硬毛化の原因とは?なりやすい人の特徴やクリニックで脱毛するリスクなどを解説

医療脱毛硬毛化

「硬毛化って何?」「医療脱毛をすると硬毛化するかも…」という心配をしていませんか?

硬毛化は医学的根拠のある原因が解明されていないため、不安になる方もいると思います。

この記事では、硬毛化のメカニズムやリスクなどについて詳しく解説していきます。

硬毛化(こうもうか)とは?
増毛化との違いを解説

まずは硬毛化のメカニズムについて解説していきましょう。

硬毛化は毛が濃く太くなること

レーザー脱毛・光脱毛を行った部分で、本来であれば毛が細く少なくなっていくはずなのに毛が太くなってしまうことを「硬毛化」と呼びます。

増毛化とも言われますが、厳密にいうと毛穴の数は生まれつき決まっているため毛そのものが増えることは無く、あくまでも1本1本の毛が太くなる現象のことです。

産毛や細い毛が生える所に見られることが特徴で、普段ほとんど生えてこない毛穴がレーザー脱毛・光脱毛によって活性化されることにより毛が目立って生えてしまうと考えられています。

永久脱毛に関する参考資料:FDA(アメリカ食品医薬品局)英字
参考:ララクリニック

硬毛化になった人の画像

硬毛化になった人の画像

画像引用:ララクリニック

写真は硬毛化になってしまった例です。背中の産毛ですが、一般的な産毛より濃いのがわかります。

毛穴の数は遺伝子によって生まれたときから決まっているので、新たに毛の本数が増えることはないと言われています。

※画像はクリニックの一例として取り上げているもので、画像引用元のクリニックで起こったわけではありません。

硬毛化になる人の確率

硬毛化の発生確率はおよそ1%と言われており、行き過ぎた心配をすることはないでしょう。

参考:ジェニークリニック

増毛化は毛が増えたように見えること

「硬毛化」とは脱毛施術を何回か受けた後に、今までなかったような太くて硬い毛が生えてくることです。

反対に「増毛化」と呼ばれる症状もありますが、これは新しく毛が生えることです。

もともと毛穴の数は生まれたときから決まっているため、毛が増えることはまずないでしょう。そのため、毛が増えたのではなく、毛が太くなったことで増えたように見えるのです。

硬毛化は、エステ脱毛やレーザー脱毛だけではなく、家庭用の美容器や脱毛器でも起こる可能性があります。

参考:ジュノビューティークリニック

硬毛化になる原因

硬毛化になる原因

脱毛する際のリスクになりやすい

一般的にレーザー脱毛・光脱毛は体毛のメラニン色素に反応し、毛包という毛根周辺の組織を破壊します。
脱毛機の強度が弱いなどといった原因で毛根を破壊できなかった場合、また逆に光やレーザーの刺激で休眠期の毛根が活性化されてしまった場合に、脱毛前より濃い毛が生えてきてしまうリスクがあるといわれています。
参考:ジェニークリニック

自己処理では硬毛化にならない

ここまでレーザー脱毛・光脱毛といった機械での脱毛時に硬毛化が起こる可能性があるとお伝えしてきましたが、自己処理ではどうでしょう。

主にシェーバーでするムダ毛の自己処理では、細い毛先を剃ることで太い断面が目立つことになります。

そのまま毛が伸びてくれば、今まで細かった毛先が剃った時の太いままに見えてしまいます。

これは本物の硬毛化ではありません。

参考:リアラクリニック

硬毛化の原因は解明されていない

硬毛化・増毛化の原因はいまだにはっきりとは解明されていません。

一説によると、レーザー脱毛機や光脱毛機で使用する光線が発毛組織を活性化させているといわれています。

何らかの原因で脱毛機が毛根組織を破壊できない、または発毛組織を中途半端に刺激して太い毛を生えさせているのではないかという見解です。
参考:ジェニークリニック

硬毛化になったときの3つの対処法

硬毛化になったときの3つの対処法

対処法①強い出力で脱毛を続ける

硬毛化が起こったとき、脱毛器の出力を上げて脱毛を続けることは有効な対処方法です。

毛には毛周期があり、一度生えた毛は周期がくると自然と抜け落ちます。

また硬毛化した毛は濃く太くなっているため、そのまま強い出力で脱毛を続けることによってレーザー照射の反応もよくなり、脱毛効果が得やすくなるというメリットもあるのです。

一方で照射出力が高すぎるとお肌に負担がかかるので、医師とよく相談してくださいね。

参考:ジュノビューティークリニック

医療脱毛おすすめ

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対処法②特に何もしない

積極的に何かするのが不安であれば一時的に脱毛をお休みしても問題はないでしょう。

硬毛化した毛が毛周期によって、そのまま自然と抜け落ちるのを待つというのも対処法の一つだからです。

ただ毛周期が乱れる原因となるので毛抜きなどを使用した無理な自己処理はせず、目立つところはカミソリを当てるなどにとどめましょう。

参考:ジュノビューティークリニック

対処法③針脱毛を行う

針脱毛とは、針を毛穴に差し込み電流を与えることで毛根に損傷を与える脱毛方法です。

痛みが強く1本1本の毛を処理するため効率も良いとは言えず、レーザーや光脱毛に比べて人気はありませんが、針脱毛はそれらの脱毛方法よりも効果が高く確実に毛根を破壊させると言われています。

そのため硬毛化の心配もなく、さらに永続的な脱毛効果が得られるでしょう。

参考:ジュノビューティークリニック

脱毛で硬毛化になりやすい部位は?

脱毛で硬毛化になりやすい部位は?

産毛は細くてメラニン色素が少ないため、通常の毛よりも脱毛機に反応しにくい毛です。

そのため毛根に十分な損傷を与えられず、本来の目的とは逆に毛根が刺激され活性化されることが考えられます。

中でも顔・肩〜上腕の外側・背中〜うなじの部分は産毛が多いため、硬毛化のリスクが高い部位。

数本のみが濃くなる場合もあれば、全体的に濃い毛が生えてきてしまうこともあります。

参考:ジュノビューティークリニック

硬毛化になりやすい人3つの特徴

こちらでは、硬毛化になる可能性がある体質をもった人はどういった特徴があるのか見ていきます。

特徴①産毛が多い人

硬毛化しやすい箇所として、「産毛が多い部位」が挙げられます。

産毛は細く薄いため、脱毛機に反応しづらい毛です。

そのため脱毛器の照射力が毛根に十分なダメージを与えることができず、その結果休眠期のムダ毛の毛根を刺激。

元々の産毛のような細い毛に比べて太い毛が生えてきてしまうのです。

産毛が多い背中からうなじにかけては、硬毛化のリスクが高い部位で、数本のみが濃くなる場合もあれば、全体的に濃い毛が生えてきてしまうこともあります。

参考:ミュゼプラチナム

特徴②毛が密集している人

毛量が多い方は毛が密集しているため、脱毛機器のエネルギーにムラができ、硬毛化しやすいといわれています。

体毛の密度が高いとまんべんなく照射ができづらく、脱毛効果がまだらになってしまいがちだからです。

そのため、密度の高いところでしっかりと照射できなかった毛が硬毛化してしまう可能性があるのです。

参考:ジェニークリニック

特徴③毛根が深いところにある人

毛根の深さは、その人によって生まれつき浅い位置や深い位置にある人など様々です。

毛根が深い位置にある場合、光や照射が届きにくくなるため処理がうまくいかず、硬毛化してしまうことがあります。

しかし毛根の深さは個人差がある上に見た目だけではわからないため、硬毛化するかは判定ができません。

逆に毛根が深ければ硬毛化すると決まっているわけでもなく、知識の一つとして捉えておきましょう。

参考:ジェニークリニック

硬毛化の見分け方

硬毛化の見分け方の判断基準として、「周りの毛と比較して太い毛なのか」が挙げられます。

周りの毛と比べて毛質が異なるのなら、硬毛化している可能性が高いでしょう。

ただ以下の場合は硬毛化ではないと考えられるため、心配な場合は医師に相談してくださいね。

  • カミソリで自己処理後生えてきた毛が太い=断面が太い毛が生えてきている場合

 

  • カミソリで自己処理後に毛穴が黒く目立ってきた=断面が黒く目立っている場合

 

  • 前回より今回の脱毛後の方が毛が濃くなった=毛周期が「成長期」になった毛が生えてきている場合

脱毛後いつから硬毛化になる?

脱毛後はいつから硬毛化になりやすい?

「硬毛化かな?」と感じる・見えるまでは一定期間がかかり、一般的に施術から約1ヶ月半〜2ヶ月以降です。

というのも、硬毛化は照射後に毛がいったん抜けた後で元の毛よりも太い毛が生えてくる現象だからです。

何度か施術を受けた後、もともと毛の薄かった部位に太い毛が生えていたときは硬毛化が疑われます

また、脱毛してから4〜5回目くらいの通院で多く見られるようです。

参考:ジュノビューティークリニック

硬毛化する前の予防策は?

では脱毛するにあたって硬毛化の予防方法はあるのでしょうか。

こちらでは3つの角度から見ていきます。

蓄熱式ダイオードレーザーで脱毛する

蓄熱式レーザー脱毛機の使用による硬毛化リスクは低いといわれていますが、症状があらわれる可能性はゼロではありません。

蓄熱式脱毛のメリットは、肌への負担が軽くうぶ毛のような色の薄い毛や細い毛にも効果が期待できるところです。

出力の優しいレーザーだからと言って脱毛効果が劣るわけではありません。

実際、蓄熱式脱毛でも熱破壊式と同程度の効果があり、施術回数なども変わらないことがほとんどです。

参考:ジュノビューティークリニック

医療脱毛で蓄熱式レーザーが安いクリニック10選

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レーザーの種類

画像引用・参考:ララクリニック

レーザーの種類は「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「ヤグレーザー」の3タイプあります。

産毛は毛が薄くて細いため、皮膚の浅い位置にも多く存在。そのため上記の図を見てもわかるように。波長の長いダイオードやヤグレーザーでは通り過ぎる可能性があります。

反面、アレキサンドライトレーザーの短い波長は短いので産毛に反応しやすいのです。しかし、メラニン色素の薄い産毛はレーザーに反応しにくいため、どちらにせよダメージを与えにくいという結果に。

産毛でもOKな脱毛機や医師の技術が必要となってきます。

脱毛時は硬毛化好発部位を避ける

脱毛時は硬毛化好発部位を避ける

硬毛化の好発部位は、頬・あご下・肩・二の腕・うなじ・背中・肘下など産毛が多く生えている部位です。

特に薄い毛が硬毛化しやすいと言われていますが、密度の高い部位や毛が多方向に生えている部位など、脱毛が難しい部位に起こることもあります。

硬毛化になるのは絶対に避けたい・できる限り可能性を排除したいという方は、そもそも毛の薄い部位は脱毛をしないのも一つの方法です。

硬毛化しやすい部位 ・上腕
・背中
・うなじ
・フェイスライン
硬毛化しやすい人 ・痛みにとても弱い人
・毛の密度が高い人
・毛が多方向に生えている人

参考:レナトゥスクリニック

パルス幅が搭載されている機種で脱毛する

パルス幅とは、「レーザーを照射している時間」のことです。

日本で多く使用されているレーザー脱毛機は「ジェントルシリーズ」というもので、その中でも上位機種が「ジェントルマックスプロプラス」です。

この機械にはそれまでにはなかった2msというパルス幅が搭載されており、硬毛化がしにくいのではないかと言われています。

つまりこれまでよりパルス幅が短くなり、従来の3msから2msパルスでの照射が可能になったのです。

これにより毛包周囲に集中してより高いエネルギーを集中させることができます。

参考:レナトゥスクリニック

硬毛化が心配なら
しっかりしたクリニック選びがおすすめ

硬毛化を防ぐためには、脱毛クリニック選びも重要です。

こちらではクリニック選びのポイントについて紹介していきます。

硬毛化に対しての保証はあるか

硬毛化に対する何らかの保証があるクリニックを選ぶのも安心材料になります。

医師の診断を元に硬毛化の追加照射が無料のところや、次回の照射出力を上げてくれるクリニックなどです。

ただし硬毛化保証のあるクリニックでも、場合によっては硬毛化だと判断されるかが微妙なこともあるので、施術前のカウンセリングでよく相談して万一硬毛化してしまった時の対処法を確認しておくことが重要でしょう。

参考:ジュノビューティークリニック

レジーナクリニックなら硬毛化の対応も可能


出典:レジーナクリニック

 
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脱毛機
【蓄熱式】
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キャンセル対応
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※それ以降は施術1回消費

レジーナクリニックでは、脱毛前に硬毛化のリスクをしっかり説明してくれます。

また、万一硬毛化になってしまった場合は、出力を調整しながら対応してくれますよ。

もっと情報を知りたい方

コース終了後の追加料金が安いか

その現れ方は千差万別である硬毛化。

硬毛化が長期間、あるいは脱毛期間中に改善しない可能性も考えられます。

そういった場合に備えて、契約回数が終わった後に追加照射しやすいクリニックを選ぶことも重要になります。

忘れられがちな点ではありますが、クリニック選びの時カウンセリングで、硬毛化の保証があるか・追加照射はしてもらえるのかなどをの不安を払拭できるよう確認しておくことが大切です。

参考:ジュノビューティークリニック

カウンセリングで硬毛化について
丁寧に説明してくれるか

事前にクリニックの無料カウンセリングで説明してもらうことも大切です。

カウンセリングで硬毛化に関して確認する点をしっかり下調べし、メモを利用するなど曖昧にせず不安をなくしておきましょう。

もし硬毛化が起きた時にも、施術前に対処方法をきちんと確認できていれば焦らずに済むかもしれません。

可能であれば複数のクリニックで無料カウンセリングを受け、硬毛化への意識が高いクリニックを選ぶと良いですね。

参考:ジュノビューティークリニック

硬毛化のよくある質問で
起こりうる問題を解決

こちらでは硬毛化についてよくある質問に答えています。

硬毛化後に放置したら自然に治る?

硬毛化した毛は一般的に通常の毛より抜け落ちるのに長い期間を必要とします。

どんな毛にも毛周期はあるため、硬毛化した毛が長期間生えていてもいつかは自然と抜けるので、放置するのは一つの方法です。

ただ、硬毛化した毛が抜け落ちた後に元の太さの毛が生えてくるとも限りません。

硬毛化現象はまだ科学的に証明されていないことも多く、イレギュラーなことが起こることもあるからです。

とはいえ、硬毛化してしまっている毛は太く目立ちます。

どうしても気になる場合は毛抜きで抜くなどせず、クリニックに対処法を相談してみましょう。

場合によっては、その部分だけ針脱毛をしてしまうことも効果が期待できるでしょう。

参考:レナトゥスクリニック

硬毛化は何回目の脱毛で治る?

「硬毛化」とは、脱毛施術を何回か受けた後にそれまでの毛質とは違う太くて硬い毛が生えてくること。

硬毛化は一般的に施術3〜5回目から現れることが多く、その部位はうぶ毛が多いところです。

硬毛化は誰にでも起こる可能性があり、予防や予測はできないのが現状です。

硬毛化が確認された場合は一人で悩まず、クリニックに相談し対策を考えてもらいましょう。

参考:ジュノビューティークリニック

硬毛化する確率はどのくらい?

硬毛化の原因は、今も世界的に医学的な解明がされていません。

可能性としては前述の通り、毛根組織へのダメージの失敗かその逆の活性化によるものとされています。

一説によると、硬毛化の確率は世界データで10%未満、そして日本のデータでは約1%程度の割合に過ぎません。

確率としては、日本においては硬毛化する可能性は極めて低いと考えて良いでしょう。

参考:ルシアクリニック

まとめ:硬毛化について理解しよう

脱毛後に毛が伸びてきたタイミングで毛が濃いと感じたら、硬毛化の可能性があります。

硬毛化は、脱毛で発毛組織を破壊しきれなかった毛穴から太い毛が生えてきてしまう現象。

統計から見ると硬毛化が起きる確率は低いものの、そのメカニズムが医学的に解明されていないため誰でもなる可能性があり確実に回避することは難しいですが、万が一硬毛化がおきた際にも医師による診断があり再照射などの保証のある医療脱毛クリニックであれば対処してもらえます。

まずクリニック選びの際にカウンセリングで情報収集を怠らず、脱毛期間中にもし硬毛化が起こってしまった場合も焦って抜いたりせずクリニックに相談してみてくださいね。

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