毛周期とは?クリニックで医療脱毛の効果を発揮するタイミングや必要回数を徹底解説

「医療脱毛を受ける時は毛周期のサイクルを気にしないといけないの?」「医療脱毛はどのくらいの回数を受ける必要があるの?」

この記事では脱毛と毛周期の関係について紹介しています。

脱毛する際の注意点もあわせて紹介しているので、ぜひ最後まで見てみてくださいね。

毛周期とは
主に3つの期間に分かれている

毛周期とは

毛周期の読み方は「もうしゅうき」です。毛周期は髪の毛のサイクルを数年繰り返すのが通常。ここでは毛周期の基礎知識についての説明をします。

毛周期①成長期

毛周期とは毛が生え始めてから抜けて新しく生え変わるまでの期間を指します。

毛周期は大きく3つに分かれており、その中でも最初の段階である成長期は毛が活発になり最も太く長く成長する時期。

成長前期では細胞分裂を行い毛を生やす準備をし、成長後期では毛が成長して肌表面にあらわれます。

脱毛では成長期に施術を行うのが良いといわれているため、毛周期に合わせて施術を受けることが大切です。

参考:ルシアクリニック

毛周期②退行期

成長期を経て肌表面に生えた毛は一定の期間が経過すると成長が止まりますが、この時期を退行期といいます。

退行期に入った毛は細くなり弱まった後、毛根から離れて自然と毛が抜け落ちるようになります。

退行期の毛の状態で医療脱毛を行っても脱毛の効果を十分に感じられないため、退行期には施術を避けるのがよいでしょう。

参考:広尾プライム皮膚科

毛周期③休止期

退行期に入って完全に毛が抜け落ちた後は次の毛を生やす準備を始めますが、この時期を休止期といいます。

休止期の時期は数ヶ月〜数年と個人差があるものの、この間は毛が生えずに休んでいる状態に入るため、この時期にも医療脱毛を行っても効果を十分に感じにくいでしょう。

休止期に入った毛は完全に生えてこなくなるわけではなく休止しているだけなので、時期がくると再び成長期に入り、サイクルが繰り返されていきます。

参考:広尾プライム皮膚科

永久脱毛に適している時期は成長期

永久脱毛するなら成長期に行うのがポイントです。

成長期は毛根までレーザーが照射できる

医療脱毛を受けるのに最も適しているのは成長期といわれていますが、成長期の毛にレーザーを照射することで毛を作る元となる毛母細胞にまでアプローチできるというのが理由です。

成長期以外の退行期や休止期の毛は毛根から抜け落ちてる状態であるため、この時期の毛にレーザーを照射しても意味がありません。

成長期の毛は唯一毛根と繋がっているので、毛母細胞にアプローチできるのです。

参考:広尾プライム皮膚科

成長期はメラニン色素が濃くなる

医療脱毛のレーザーは、メラニン色素という毛の黒い色素に反応して脱毛するという仕組みです。

メラニン色素が濃ければ濃いほど、しっかりとレーザーを照射できます。

毛のサイクルの中でも成長期の毛が最もメラニン色素が濃くなるため、成長期の毛に照射するのがよいといわれています。

このことからも、毛周期に合った医療脱毛を行うとよいことが分かりますよね。

成長期は毛量は全体の10〜20%

身体に生えている毛は、それぞれ毛周期が異なります。

全体の毛の10%〜20%が成長期といわれており、残りの毛は退行期や休止期に入っている場合がほとんど。

1回医療脱毛を受けても全ての毛にアプローチできるわけではないのです。

※永久脱毛に関する参考資料:FDA(アメリカ食品医薬品局)英字

部位別に毛周期の期間を解説

部位別に毛周期の期間

全身脱毛・部位別の毛周期・毛の割合

毛が生えている部位ごとの毛周期と毛の割合を見てみましょう。

部位によって毛周期の期間が異なるのが分かります。

脱毛部位 毛周期の期間 毛周期の割合
全身 約2ヶ月 20%
約1ヶ月~2ヶ月 20%
VIO 約1.5ヶ月~2ヶ月 30%
約2ヶ月~3ヶ月 30%
約3ヶ月~4ヶ月 20%
約1.5ヶ月~2ヶ月 20%

参考:クレアクリニック

※個人差があります

毛周期は脱毛効果と関係がある

毛周期は脱毛効果と関係がある

毛周期を無視して脱毛した場合の効果

クリニックによっては毛周期に関係なく、2週間に1回のペースで施術を受けられる場合があります。

しかし、短期間で施術を受けても、かえって脱毛卒業までに時間がかかってしまう可能性もあるので注意です。

上記でもお伝えした通り、医療脱毛は毛周期の毛に施術するのが適しているため、毛周期に合わせず照射をしても十分な効果を実感できないおそれがあるからです。

短い間隔で施術を受けても毛周期の毛が少なく、結果的にさらに回数を増やして施術をしないとムダ毛からの卒業はできないでしょう。

脱毛後から3ヶ月以上あいてしまった場合の効果

サロン脱毛や自宅で使用できる脱毛機器の場合、期間が空いてしまうと再び毛が生えてくることがありますが、医療脱毛の場合は期間があいたとしても問題ないといわれています。

医療脱毛の施術で毛を作る細胞自体が破壊されていれば、その毛穴からは新しく毛を作り出す能力がなくなっているためです。

毛が生えてきたように見えることがありますが、前回の施術時に退行期や休止期に入っていた毛が伸びてきたものでしょう。

心配な方は医師に相談してみてください。

参考:町田マリアクリニック

脱毛が完了するまでの
必要回数や目安通院期間

必要回数や目安通院期間

脱毛が完了するまでの回数や期間をご説明します。

脱毛が完了するまでの必要回数

脱毛効果 脱毛効果を実感するまで 自己処理がラクになるまで ツルツルになるまで
3〜5回 6〜7回 8〜11回
VIO 1〜3回 5〜6回 7〜10回
1〜3回 4〜6回 7〜9回
1〜3回 5〜6回 7〜10回
1〜3回 4〜6回 7〜9回
背中・お腹 3〜5回 6〜7回 8〜11回
※脱毛効果は個人差があります

脱毛に最も適しているといわれている成長期の毛は、全体の10〜20%。毎回20%の毛を処理できたとすると、脱毛を完了するまでに最短でも5〜6回は必要でしょう。

自己処理をしなくても良いくらいツルツルにしたいという人は8回以上のコースで施術を受けるのがおすすめです。

ただし個人差や、どの程度まで脱毛を完了させたいかは人によって異なるので、どの程度施術を受けるかはクリニックで相談するのが良いでしょう。

参考:ダリア銀座スキンクリニック

何回で脱毛が終わる?

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脱毛が完了するまでの目安通院期間

脱毛は、毛周期を考えると2〜3ヶ月に1度の間隔で通うのが良いといわれています。

脱毛が完了するまでに7回程度施術を受けるとすると、脱毛が完了するまでには早い人では半年、平均して1年2ヶ月〜1年半ほどかかるでしょう。

ただし毛の生え方には個人差があり、どの程度まで脱毛したいかにもよって施術回数や施術ペースが異なるので、あくまでも平均として考えるのがベストです。

参考:ダリア銀座スキンクリニック

医療脱毛が完了するまでの期間

 

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毛周期を見分ける方法・調べ方は?

どの毛が成長期なのか、毛周期を見分けることができればレーザー脱毛で効率よく施術を受けることが可能です。

ですが、残念ながら毛周期を見分ける方法や毛周期を調べる方法はありません

生えている毛は一本ずつ毛周期が全て異なるため「この部位に生えているからこのくらいのサイクルだろう」というものはありません。

また、肌の表面に毛が生えているからといって全て成長期の毛であるわけではなく、成長期の毛と同時に退行期の毛が生えているため、見分けがつかないのも理由の一つです。

そのため、医療脱毛やサロン脱毛では毛がその程度生え揃ったかを目安に見て施術を行っています。

毛周期のサイクルが乱れる原因

毛周期のサイクルが乱れることで長い休止期となり、無駄な照射となってしまうので注意が必要です。ここではサイクルが乱れる原因をご紹介します。

原因①食生活の乱れ

毛周期のサイクルが乱れる原因の一つとして食生活の乱れが挙げられます。

不規則な時間に食事をとる、バランス良い食事をせずに肉やお菓子など偏った食事ばかりを食べるなどの食生活の乱れによって血流が悪くなり、動脈硬化を促す原因にもなります。

毛周期のサイクルを整えるためには血流が大切なので、1日3食、バランス良い食事を心がけましょう

原因②ストレス

ストレスも同様に毛周期のサイクルに乱れが生じる原因の一つとされており、ストレスを感じると交感神経が乱れ血流が悪くなることで、サイクルに乱れが生じます

ストレスは睡眠にも影響を与え、成長ホルモンが分泌されづらくなるなどの症状が原因でヘアサイクルの成長期が短くなってしまいます。

悩みなどのストレスを溜め込まないように、生活習慣を正すなど工夫してみましょう。

原因③睡眠不足

睡眠時には成長ホルモンが分泌され、毛周期のサイクルが正常に行われるのにも影響を及ぼします

しかし、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が滞るだけでなく、男性ホルモンも増加することで毛周期の一つである成長期の期間が短くなってしまうといわれています。

睡眠不足は身体にとって良いことがないので、睡眠時間をしっかり取るように意識しましょう。

参考:ルシアクリニック

毛周期に関するよくある質問

毛周期に関する疑問を解消しましょう。

クリニックの「1ヶ月に1回のペースでOK」は効果的?

脱毛施術は成長期の毛に適しているといわれるため、毛周期に合わせて施術を行うのが効率的です。

毛周期を考慮すると2〜3ヶ月に1回のペースで施術を受けるのがよいため、1ヶ月に1回のペースでは毛周期を無視して施術を行うことになり、十分な効果を実感できない場合があります。

時間とお金をかけて通院する脱毛の効果を実感しやすくするためにも、2 〜3ヶ月おきに通院するのがよいでしょう。

参考:レジーナクリニック

医療脱毛おすすめ

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ヒゲは毛周期に影響がある?

毛周期に最も適した施術の頻度は2〜3ヶ月に1回ですが、ヒゲは通常の毛周期と異なります。

ヒゲは他の部位の毛と異なり毛周期のサイクルが早いペースで行われているため、1ヶ月に1回のペースで施術を受けるのがよいとされています。

他の部位と同じように2〜3ヶ月に1回のペースで施術を受けても問題はありませんが、毛周期のペースが早いことを考えると、少しでも早くヒゲ脱毛を卒業したい人は1ヶ月に1回のペースで施術を受けるのがよいでしょう。

参考:アイシークリニック

ヒゲ医療脱毛のおすすめクリニック14院

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眉毛の毛周期はある?

全ての毛に毛周期があるので、眉毛にも毛周期はあります

個人差がありますが、眉毛は5ヶ月ほどで成長期〜休止期のサイクルを繰り返し、全ての毛が生え変わるといわれています。

クリニックで医療脱毛するときの注意点

ここでは医療脱毛に関する注意点を紹介します。

脱毛中は毛抜きを使用しない

自宅での自己処理はダメージを与えやすいといわれていますが、特に毛抜きは肌にダメージを与え、角質層が厚くなり皮膚から毛が出なくなる埋没毛や、毛穴が炎症になる毛嚢炎を引き起こす原因となります。

また、医療脱毛のレーザーは毛のメラニン色素に反応して効果を発揮しますが、毛抜きで毛を抜いてしまうと、メラニン色素まで抜いてしまい、脱毛を行っても効果を十分に得られなくなってしまいます。

トラブルの原因となる毛抜きは使用しないのがよいでしょう。

参考:ミュゼクリニック

日焼けしない

脱毛のレーザーは黒いメラニン色素に反応するため、日焼けをした黒い肌に照射するとレーザーが反応して、やけどを引き起こす原因になることがあります

日焼けをした肌の場合施術を受けることができず、施術を断るクリニックも多数存在します。

日焼けをしないように普段の生活で日傘を使用する、日焼け止めクリームを毎日使用するなど、日焼け対策はしっかり行いましょう。

参考:ジェニークリニック

制汗剤を使用しない

制汗剤を使用することで毛穴が塞がってしまい、脱毛の施術を受けたとしてもレーザーが毛穴の奥まで届かず効果が半減してしまうことがあります

また施術後の肌は、レーザーによるダメージを受けており敏感な状態です。

痒みや腫れなどのトラブルを引き起こす可能性があるので、脱毛の施術当日〜施術後1週間は制汗剤を使用しないのがよいでしょう。

参考:イデア皮膚科クリニック

まとめ:毛周期に合わせて脱毛しよう

脱毛と毛周期は深い関係にあり、効率よく脱毛を行うためには毛周期のサイクルを考慮して2〜3ヶ月に1回のペースで受けましょう。

現代人の多くが抱えているストレス、睡眠不足、偏った食生活を改善して毛周期を整えることも効率良い脱毛への一歩です。

毛周期には個人差がありますが、毛周期に合った脱毛で自己処理不要のツルツルお肌を手に入れましょう。

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