生理を止めることは可能？生理のずらし方や効果が期待できるピルも紹介

「ピルの服用で生理を止めることができるの？」「生理ってどうやってずらすの？」

このように生理で悩む方は多くいるでしょう。

低用量ピルは2種類の女性ホルモンが含まれている薬です。

そのため、生理日をずらしたり、PMSや生理不順の改善についても効果が期待できます。

そこで本記事では、生理を止めることができるのか、また生理日のずらし方について詳しく解説していきます。

参考：ルサンククリニック

生理は止めることが可能？
一生生理がこなくなる？

基本的に生理を止めることはできません。

しかし、低用量ピルの「ヤーズ」や「ヤーズフレックス」であれば、生理を3ヶ月に1回の頻度に減らすことが期待できます。

生理開始日から服用を始め、3シート分服用の後4日間休薬します。

続けてさらに3シート分服用することで生理は3ヶ月に1度のサイクルまで抑えることが可能です。

ただし生理の頻度を少なくすることはできても、完全に生理を止めることはできないので要注意です。

参考：ルサンククリニック

生理日をずらす方法は？
ピルも有効？

避妊リング（ミレーナ）

避妊リング（ミレーナ）は「レボノルゲストレル」という女性ホルモンを持続的に放出と維持できる薬剤徐放システムで、子宮内に装着して使用します。

主な効果は避妊ですが、装着することで無月経や月経量を減らすことができるので月経困難症と過多月経を改善することも期待できます。

参考：四条烏丸レディースクリニック

注射

リュープリン注射を打つことで、一時的に生理を止めることが期待できます。

リュープリンとは、GnRHアゴニストと呼ばれる薬であり、脳下垂体によって排卵を抑制する働きがあります。

リュープリン注射を打つことで、卵胞ホルモンの量を減らせるので、一時的に生理が止まります。

しかし、卵胞ホルモンが減少すると副作用なども多く出るので、連続で使用できるのは6ヶ月間のみです。

参考：ルナレディースクリニック

MEA

MEAとはマイクロ波子子宮内膜アブレーションの略でであり、生理を一時的に止められます。

MEAは子宮内膜を子宮の中からマイクロ波で焼き切り、子宮内膜の増殖を抑制します。

MEAは子宮を摘出しなくても利用できますが、子宮内膜を焼いてしまうので治療後に妊娠を望むことはできません。

今後妊娠を考えているという方には、おすすめできない方法でしょう。

参考：ルナレディースクリニック

ピル服用(低用量ピル・中用量ピル)

生理を一時的に止める方法の中でも、体への負担が少ない方法は低用量ピルの服用です。

ヤーズフレックスは、生理が始まったと同時に3シート分の薬を継続して服用することで効果が期待できます。

薬を服用している間は生理が来ないため、3ヶ月に1度程度の周期で生理が来ることになります。

とにかく体への負担が少ないものを利用したいという方におすすめの方法です。

参考：ルナレディースクリニック

ピルを用いた生理の早め方・遅らせ方を解説！
イベントに合わせて計画的にずらせる

生理を早める方法

生理を早めたいという場合は、ずらしたいという生理の一つ前の生理が始まってから5日以内に低用量ピルを服用しましょう。

14日以上のピルの服用で休薬すると、2~3日後に生理が来るので結果的に生理を早めることが可能です。

生理を早める際には、自分の生理周期をよく理解しておくことが大切でしょう。

また、14日以上低用量ピルを服用できない場合は、中用量ピルを10日間服用することで生理を早めることが期待できます。

参考：吉祥寺まいにちクリニック

生理を遅らせる方法

生理を遅らせる際は、中用量ピルの服用がおすすめです。

ずらしたい生理の開始日から5~7日前に中用量ピルを服用し、休薬すると2~3日で生理がきます。

そのため、結果的には7日間程度生理を遅らせることができます。

しかし、中用量ピルを服用している途中で生理がきた場合は、服用を中止しましょう。

参考：吉祥寺まいにちクリニック

生理を止める・ずらすなら
オンラインクリニックがおすすめ！

月経移動や生理を一時的に止めたいという場合には、自宅からでも利用できるオンラインクリニックも検討しましょう。

クリニックによってはピルを安く手に入れることができ、定期購入を実施しているため継続して利用することができます。

さらに、定期購入を利用すれば通常価格よりも安く手に入れることができることもあり、買い忘れを防ぐことも可能です。

スムーズにピルを利用したい、はじめてピルを利用するという方にはオンラインクリニックはおすすめできます。

ピルのオンラインネット診療
おすすめクリニック9選を紹介

生理を止めるためのピル処方でよくある質問
気になる4つのポイントを解説

ここでは、生理不順のピル処方に関してよくある質問を4つピックアップしています。

①生理を止める目的の低用量ピル処方は保険適用される？

生理を止めるための低用量ピルは保険適用にはなりません。

低用量ピルが保険適用になる場合は、「月経困難症」や「子宮内膜症」の診断を受けた方のみです。

治療目的のピルは保険適用となりますが、避妊や月経移動は自費になるため、要注意でしょう。

参考：たて山レディスクリニック

②ピル服用時に起こり得る副作用は？

低用量ピルは人によっては副作用を発症する場合があります。

低用量ピルの副作用は、嘔吐・不正出血・頭痛・乳房の張りなどが挙げられます。

毎日継続して服用することで徐々に治まっていくと言われますが副作用が現れた際には処方してくれた医師に相談しましょう。

参考：イースト駅前クリニック

③低用量ピルは高校生でも処方可能？

高校生でも低用量ピルを処方してもらうことは可能です。

WHO(世界保険機構)では生理が始まっている場合であれば、未成年でもピルの服用はできると認められています。

そのため、高校生だから低用量ピルは服用できないということはないので、希望する方は利用を検討してみてください。

参考：スマルナ

④ピル服用を止めたら生理はひどくなる？

低用量ピルの服用を止めることで生理がひどくなるということはありません。

ピルは女性ホルモン製剤なので、大きな影響もなく、服用を中止してから3ヶ月程度で正常な月経周期が戻ります。

しかし、ピルの服用をやめてから生理が来るまでは個人差があるので要注意です。

参考：新さっぽろウィメンズ ヘルス&ビューティークリニック

生理を止める方法
まとめ

本記事では、生理を止める方法について解説しました。

結論から言うと、生理を止める方法は基本的にありませんが、ピルや注射の利用であれば一時的に生理を止めることができます。

また、生理を止める方法によっては、今後妊娠することができなくなる可能性があるので、事前によく確認しておきましょう。

ピルの利用で生理を一時的に早めたい、遅くしたいと言う方も、本記事を参考にしてくださいね。

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